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2009年2月5日 日常
仕事に行く前に病院により天を見舞う
先生から「2度ほど痙攣を起こしました。朝7時に見にくるまで僕も不安でしたが、ずっと見てることはできないので」と報告を受ける

また天にあうことができた

ずっと見ていたいけど
仕事にいかないと…

今日もこのまま天は入院
先生にお願いして
職場に向かう

仕事に就くと
仕事モードになってしまう

ここにも見落とさないように注意を配り
守らないといけない命がある

業務におわれ
天のことは忘れてる

それがふとわれに返ったとき
悲しい
そばにいたいときに
そばにいたいだけ
そばにいたい

ただそれだけなのに

定時より20分おくれて
天を迎えに病院に向かう

不安と期待が交差する

病院について
待合で先生から
「また痙攣が起きています。痙攣を止めるための注射をしますか?でもその注射を打つことで体が耐え切れず命を失ってしまうかもしれない。それともこのまま眠るようにすることも…」
あたしは
「受けれる医療があるならすべて受けたいです」と溢れ出る感情を抑えながら先生に伝えた
そして診察室に招かれたとき
「いま痙攣してます…」

辛い光景が目の前に…

今までの中で一番つらい

天の苦しむ体をさすりながら
あたしにはどうすることもできない
無力な自分

涙が止まらず
長い時間に感じた

痙攣がおさまったころ
先生が注射をする
その後、急にぐったりしたから
「心臓とまったか」とそのときのあたしは
とても冷静だった

先生は聴診器をあて冷静に
「動いてますよ」と言って
聴診器をあたしに預け
音を聞かせようとしてくれたけど
あたしには聞こえなかった

先生と看護婦3人とあたしが見守る中
天は落ち着きを取り戻したように
そこに横たわってた

「もしいま天国に召されたとしても
天はシアワセなのかもしれない
親切な先生と看護婦に見守られているのだから」と思えた

感謝の気持ちでいっぱいだった

病院をあとに帰路につく
帰りが遅いあたしを心配して母から電話
感極まっているあたしに母は優しく
「気をつけて帰ってきなさい」と

家に着いたが
抱いていた天を体から離せなかった
いま天を離したら
二度と抱けない気がした

「母がご飯を食べなさい」と天を触ろうとしたから
とっさに「いや!」とまた泣き崩れた

向かいに座る母も泣いていた

30分ほどずっと目が焦点あわずおかしい

薬が効いたのか
落ち着きを取り戻した天をようやく母に預け
夕食をとる

また長い夜が訪れた

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AKI

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